下肢静脈瘤はどんな病気?

体内を巡る血液は、心臓のポンプ機能により動脈から身体の隅々に送られ、筋肉のポンプ機能によって静脈を通って心臓に戻っていきます。下肢の静脈は重力に逆らって上へと流れていかなくてはならず、足の筋肉が縮むときに上へ流れ、筋肉が緩んでいるときは血管内の弁により下への逆流を防いでいます。加齢、長時間立ったままでの仕事(美容師・調理師・家事など)、妊娠出産、遺伝、便秘、肥満などにより、足の静脈の弁に負担がかかると、壊れてしまうことがあり、血液が逆流して、血管内で古い血液が滞ってしまいます。特に、足の付け根や膝裏などの太い静脈との合流部分で壊れることが多いようです。

足がむくみやすい、足がだるい、足がほてる、足に湿疹やかゆみがある、就寝中に足がよくつる、足にクモの巣状の血管が見える、足の血管がぼこぼこ浮いて出ている、足の皮膚が黒っぽく変色している、皮膚が硬くなっている、皮膚に潰瘍がありなかなか治らない、などの症状が1つでもあれば、下肢静脈瘤の可能性があります。弾圧ストッキングや運動により、予防することはできても、自然に治ることはなく、悪化していく病気です。但し、妊娠による一時的なものであれば、産後改善することも多いようです。

女性に多いイメージがありますが、両国あしのクリニックの統計によると、男性も36%を占めています。また、30~50歳代で発症し、高齢になって症状がひどくなり露見するというケースが多いようです。

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